オデッセイ 商品開発担当者が説く! 「自分に合ったパターを選ぶ方法」

オデッセイのパターといえば、ツアー使用率の高さや、進化しつづけるインサートなど、話題に事欠きません。とても多くのモデルが用意されていることも、そのうちの一つでしょう。「STROKE LAB パター」だけで数えても、現状23機種! さらに11月からは新たに、「STROKE LAB BLACK シリーズ」も加わります。ゴルファーにとって、いろいろなタイプの中から選べるのは、やっぱりうれしいことですよね。でも一方で、あまりにラインアップが豊富過ぎて、自分に合った1本を見つけ出すのに悩みそうな気もしてきます。果たして、どういう部分にポイントを置いてチョイスすればいいのでしょうか? キャロウェイ、オデッセイの商品開発を担当する寺門広樹ディレクターにお話しを聞いてみました。

寺門ディレクターによると、まず「見た目の好み」が、パターを選ぶ際の条件の上位に位置するそうです。
「ツアープロも、構えたときの見た目が、いちばん最初の選ぶポイントになっています。たとえば、あまり丸みを帯びた形状だと、どこを向いているかわからなくなるという人は、打っていくラインに対して垂直にパッと構えたいということで、比較的、ブレードタイプを好む方が多いと思います」

ヘッドデザインには、ネックという要素も存在しますが、これももちろん重要です。
「形状によって、真っすぐストロークしやすいものから、操作しやすいものまでいろいろです。また、長さも大切です。たとえばクランクネックの場合、ネック部分に重量があり、しかも比較的、高い位置にまで達しています。当然、ネックが上に来れば来るほどヘッドの重心位置も高くなりますので、フェースの上側でヒットしている人に向いています。逆にネックが短いと、重心位置も低いですから、下側で打つ傾向の人に合うことになります」

ヘッドに対するネックの入り方も、ボールの行方に影響します。
「クランクネックの場合、オフセットがついています。つまり、フェース面よりもシャフトが飛球線方向に出ている状態です。これはアイアンのグースネックと同様に、ボールがつかまりやすくなります。一方、シャフトよりもフェース面が出ているセンターシャフトの場合は、逆につかまりにくくなるので、引っかける傾向の人に向いています。オフセットは、ボールを置く位置も関係していて、スタンスの真ん中寄りの人は、オフセットが多めのほうがいいですし、左足寄りの人はオフセットが少ない、もしくはないほうがいいですね」

では、実際にストロークしたときのフィーリングは、どう考えたらいいでしょうか。寺門ディレクターによると、「自分のなかにあるパターの動きのイメージと合うか合わないか」が大切ということです。
「そこには重心位置が関係してきます。ブレードやL字のようなタイプは、重心位置が深くないので、自分が振ったなりの動きをしてくれます。ただ、微妙なタッチが出しやすい分、動き方はシビアになります。一方、大型マレットのように重心が深いモデルは、ミスヒットしてもヘッドがブレにくいので、ストレートなストロークがしやすいです。しかし、重心の深さによって、後ろから押される感覚が強くなるので、場合によっては必要以上にヘッドがポーンと出て、打ちすぎてしまったり、ボールが転がり過ぎてしまったりもします。繊細なタッチを求めるか、オートマチックに真っすぐ打つことを重視するか、ということですね」

距離感に関わってくるのは、重心位置だけではありません。打球音や打球感も、ストロークに影響を及ぼします。
「静かな音で、フェースに食いつくようなやわらかいフィーリングを好む人が、硬くて、高い音がするパターを打つと、飛びすぎてしまうと思ってインパクトを緩めてしまいます。結果、5mを打ちたいところで、3~4mしか打つこともありえます。当然、逆もしかりです」

ここまで聞いてきて、多くのポイントがあることがわかりますが、そうなると今度は、自分の条件にすべて合うパターを見つけられないのでは? とも思えてきます。しかし、「だからこそ、オデッセイはラインアップを増やしているのです」と、寺門ディレクターは強調します。
「オデッセイの豊富なモデルの中から、そのパターに似ているモデルをどんどん探していくことができるわけですから、『これがダメなら、これはどうかな』といった具合に、自分に合うものに近づいていくことができるのです」

もちろん自分で試して、探していく方法もいいのですが、寺門ディレクターがオススメする効率的な方法は、フィッティングです。
「オデッセイでもやっていますし、最近では量販店さんでも、器材を用意しているところが増えています。まずはフィッティングで、パフォーマンスのいいものを探してみてはいかがでしょうか。どういうストロークをしているか、打点位置はどこか、といったことが数値でもわかりますから。そして、そこに自分の感性を入れたいならば、フィッティングを受けたうえで、自分の好きなヘッド形状やフィーリングをスタッフの方に伝え、相談してみるのがいいでしょう。そうすれば、『本来ならAのモデルが良かったけれど、選択肢としてはBやCもありますね』といった提案も受けられますから、より自分に合うパターに辿りつけるはずです」

最後に、寺門ディレクターは、ニューモデルの「STROKE LAB BLACK シリーズ」の解説もしてくれました。このシリーズでは、従来以上にホワイト・ホット インサートのフィーリングに近づいた、新開発の「ホワイト・ホット マイクロヒンジ★インサート」も注目なのですが、同様に大きなポイントなのが、「慣性モーメントがすごく高められていること」だそうです。

モデルとしては、TENとBIRD OF PREYの2種類が用意されていて、TENについてはすでに、キャロウェイ・スタッフプレーヤーの石川遼プロ、上田桃子プロ、アメリカでもフィル・ミケルソンが実戦で使用しています。従来、石川プロとミケルソンはL字、上田プロもブレードタイプを好んで使ってきたプレーヤー。そんな3人が手にしたのですから、TENのヘッドデザインとパフォーマンスはプロたちの折り紙つきということがわかります。みなさんも、今後のパター選びの候補に、ぜひ入れてみてください。

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