進化し続けるオデッセイのインサート 後編 「革新的な2大インサートの融合」

前回に続き、オデッセイのインサートの歩みについての寺門広樹シニアマネージャーのインタビューをお届けします。今回は、“ホワイト・ホット”以降のお話と、7月13日に発売された、新しい “ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート”搭載の「EXO パター」についてです。

2000年に“ホワイト・ホット”で大躍進したオデッセイですが、そこに胡坐をかくことなく、その後も次々と新しいインサートを開発していきました。理由は、プレーヤーの好みの多様性と、ボールの進化に対応するためだったと、寺門シニアマネージャーは言います。

キャロウェイ、オデッセイの商品開発を担当する寺門広樹シニアマネージャー

「ホワイト・ホットを多くの人が使えば、その分、違うフィーリングのインサートを求める声も多く出てくるのは当然です。また、ボールは3ピースから4ピース、4ピースから5ピースと、どんどん多層構造化していったわけですが、それにつれて、さらにフィーリングも変わっていきましたし、カバーが徐々に薄くなっていったことで、カバーの下 にある中間層の硬さをより感じやすくなったという面もありますね」

可能な限り、時代の要望、要求に応えようという姿勢は、現在のオデッセイの豊富なラインアップにも通じるところかもしれません。では、“ホワイト・ホット”以降のインサートをいくつか、寺門シニアマネージャーの言葉で振り返ってみましょう。

「2003年のDFXは、もう少し硬いものが欲しい人のために生まれました。ホワイト・ホットよりも音や打球感が得られるように、ストロノミックを採用しました」

「2004年のホワイト・スチールは、もっと硬いものが欲しい、音が欲しいという方に向けたものです。ウレタンの真ん中部分にスチールの板材をはめた“デュアル・インサートテクノロジー”で、後ろ側のウレタンがある程度、柔らかさも出してくれます」

「2006年のホワイト・ホットXGは、5ピースボールが出はじめるかどうかの時期で、中間層の硬さを吸収する柔らかいインサートです。これも2層構造で、ドットの赤は、表側の白のウレタンに対し、裏側のサーリン系樹脂の赤を見せているもの。インサート中央には、細かいテクスチャーがあります。テクスチャーを入れはじめたのは、これが最初です」

このホワイト・ホットXG以降、オデッセイはボールのスリップのさらなる抑制と、ボールの転がりを良くすることにも、力を注ぎはじめます。寺門シニアマネージャーは、「楕円形のテクスチャーが、すごく革新的だった」と言います。

「最初は2012年のメタル-X インサートで、裏にはウレタン、表側には楕円形のテクスチャーが入ったアルミ素材という2層構造でした。これにより、インパクト時のスリップが大幅に抑えられ、ボールに順回転も与えてくれました。その後も、ホワイト・ホット RX インサートや、フュージョン RX インサートなどに引き継がれていきましたね」

しかし、オデッセイはここでも貪欲でした。楕円形のテクスチャーに満足することなく、さらなる革新的技術を2017年に登場させました。O-WORKSから、最新の「EXO パター」にも繋がる、“マイクロヒンジ・インサート”です。

「通常のパターでは、打った距離の最初の約10%はスキッド、つまり転がるのではなく滑っている状態になりますが、マイクロヒンジでは、この10%のところで順回転がかかって転がります。これにより、狙ったラインからボールがさらに外れなくなったんです。ある選手によると、スキッドしたボールは、スキッドが収まって順回転していくときに、芝目の影響をかなり受けるそうです。そこに1~2本でも変な向きの芝が伸びていれば、それだけでラインから外れてしまうと」(寺門シニアマネージャー)

では、その革新的な“マイクロヒンジ・インサート”と、「EXO パター」に搭載された、“ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート”は、どこが違うのでしょうか。寺門シニアマネージャーがまず触れたのは、いまに続く、“ホワイト・ホット”の偉大さです。

「現在も非常に好評で、いまも離れられないという選手が多いですし、一つの基準にもなっています。このインサートで生まれ育ったと言うとおかしいかもしれませんが、ホワイト・ホットの感触が頭のなかに強く刻まれているんでしょうね」

そのため、EXO パターのインサートを開発する上で行われたのが、“ホワイト・ホット”と“マイクロヒンジ”という、オデッセイが誇る2大インサートの融合でした。

「マイクロヒンジは、ボールの転がりの面では、ホワイト・ホットをかなり上回っています。そこで、さらにインサートを進化させていくべく、ホワイト・ホットにマイクロヒンジの技術を付け加えることになったわけです。ホワイト・ホットには、音、打感、ボールスピードという、評価を得ている3つの要素がありましたが、さらにそこに、ボールの転がりという要素をプラスしようということです」(寺門シニアマネージャー)

その実現に向けて、“ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート”がどのようにつくられているかについては、スペシャルサイトなどをご覧いただきたいのですが、「実際に試打したプレーヤーの印象はとてもいい」と、寺門シニアマネージャーも満足そうです。

「ホワイト・ホットに非常にフィーリングが近いと言う選手が、とても多いです。ボールスピードも、ホワイト・ホットという基準に対して、マイクロヒンジでは、『ちょっと出だしがゆっくり』といった話があったのですが、そこも解消できています。ホワイト・ホットから離れられなかった選手にも、高く評価してもらえるインサートになったと思います」

もちろん、オデッセイのインサート開発に終わりはありません。これからも、どんどん新しいもの、驚くべきものが登場してくるはずです。
ただ、ここまで見てきてわかるとおり、“ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート”が、オデッセイの一つの集大成であることは間違いありません。ぜひ、みなさんも一度、このエポックメイキングなインサートの実力を、ご自分の手で味わってみてください。

<ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート搭載 EXO(エクソー)パター>
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