キャロウェイ・スタッフプレーヤーが語る 思い出の“マイベストクラブ”柏原明日架

今回、思い出に残っているクラブを挙げてくれるのは、柏原明日架プロです。スタッフプレーヤーとしての活躍は、プロ入りした2014年からなので、まだ短いと言えますが、柏原プロはアマチュア時代からずっと、キャロウェイ、オデッセイ製品を愛用してきているプレーヤー。名前の挙がったモデルの年代も、かなり幅広いものとなりました。

基本的に、クラブはやさしいモデルが好きです。楽をするというよりも、安心感がいいんですよね。ですからドライバーも、基本的にちょっと大き目のヘッドが好きです。でも、ただ大きければいいというわけではなくて、フェアウェイウッドと同じような感覚で、後ろの部分がちょっと薄めの、座りがペタッとしているものが好みですね。なかでも思い出に残っているドライバーと言えば、RAZR HAWK ドライバー(2011年)です。TOURバージョンではないほうですね。これは、けっこう長く使っていました。ヘッドが理想の形でした。このドライバーは、まだネックが短いころのモデルだったと思うのですが、それも好きでしたね。弾道も、音も好きでした。ヘッドにはカーボン素材が使われていて、少し低めの、あまりキーンという感じではない音です。見た目から感じられるイメージと、耳から入ってくる音の情報が合っていて、良かったんですよね。

アイアンも、おそらく他のプロが使っているものよりも、製品のライン的にはやさしいモデルを使っていることが多いです。でも、強く印象に残っているのは、じつは初代のX FORGED アイアン(2007年)なんですよね。あのアイアンは、たぶんこれまで使ってきたもののなかで、いちばん薄いヘッドだったと思います。だから、すごくイメージが残っているんですよね。バックフェースにXの文字が黒で描かれていて、ヘッドの形もスマートな感じがあって好きで、キャディバッグのなかに入っている雰囲気もカッコ良かった! 何よりデザインが好きだったんです(笑)。でも、難しいものをずっと使っていたから、いま、どんなヘッドを使ってもやさしく感じるというのはあるかもしれません。

「『本当にもうない!』と言われつづけて、渋々、別のモデルに変えました(笑)」

パターも、ブレードのモデルとか、感覚を出していくタイプではなくて、“まっすぐ、まっすぐに”と言いますか、打ち損じが少なくなるようなヘッドを使っています。その意味で、#7のヘッドがやはり印象深いですね。最初に、ドットとロゴマークが赤いインサートのホワイト・ホット XG(2006年)が出て、その次に、黒いドットとロゴのホワイト・ホット TOUR(2008年)が出てきましたが、ヘッドの形だけでなく、このTOURのインサートもすごく好きだったんです。通常、新しいインサートが出てくると、前のものはなくなっていきますよね。でも、オデッセイの方にお願いして、インサートを取っておいてもらって、別の#7のヘッドに入れたりもしていました。たぶん5年くらい使っていたと思いますが、最後のころは、「本当にもうない、もうない!」とずっと言われつづけて、渋々、別のモデルに変えた感じでした(笑)。現在は2ボールのモデルを使っていますが、私がいままでゴルフをしてきたなかでは、パターはほとんど#7でした。だから、あの形が好きというよりも、#7でしかイメージが湧かないという感じがあります。

思い出というよりも、いままででいちばん衝撃を受けたものを挙げるとすれば、昨年登場したO-WORKS パターのマイクロヒンジ・インサートですね。あれは、本当にびっくりしました。パターは振り幅が小さいので、自分でボールの回転をどうこうするのは難しいと思っていたのですが、マイクロヒンジ・インサートのボールの転がりの動画を見て驚きました。どちらかといえば、GBB EPICのJAILBREAKテクノロジーよりも衝撃でしたね。それまであった、自分の固定概念みたいなものが破られたという感覚がありました。

<マイクロヒンジ・インサート>フェース面に浮き出た爪状のヒンジ部分が、インパクトしてすぐ、ボールに順回転をあたえ、ボールの転がりを安定させる。

<思い出の“マイベストクラブ” 随時更新中!>
「カナダで買った7番ウッド。市販のSシャフトで、275カナダドル(笑)」深堀圭一郎
「本当に自分の手のような感覚で打てる」石川遼
「トライホットも好きでしたが、ナンバー1はEPICです」 上田桃子