キャロウェイ・スタッフプレーヤーが語る思い出の“マイベストクラブ” 深堀圭一郎

これまでたくさんのクラブ、パターをつくってきたキャロウェイ、オデッセイですが、スタッフプレーヤーのみなさんの記憶に強く焼きついているのは、果たしてどのモデルなのでしょうか。思い出のベストクラブを挙げてくれる3人目は、深堀圭一郎プロ。クラブとパターを1つずつ、エピソードを交えて話してくれました。偶然にもどちらも、海外で手にしたものだったそうです。

僕には2つの大きな出合いがありました。1つ目は、オデッセイのパター。2001年だったでしょうか、アメリカPGAツアーのツーソンオープンに出たのですが、その前年の2000年ぐらいからパッティングに違和感が出てきていました。それまで使っていたのはブレードタイプだったのですが、「どうやったらこの違和感が取れるのかなあ」とずっと考えていた時期だったんです。そんななか、ツーソンオープンの練習グリーンに、ホワイト・ホット #5のセンターシャフトバージョンがポンと置いてあるのが目に入りました。ツアーレップの人に、「ちょっと打っていい?」と言って打ってみたら、「ああ、これだ!」と。

*写真は同モデルのベントシャフト

形状も打感も良くて、トータルバランスが良かったんですね。ボールがフェースに当たってから回転もスムーズで。ブレードタイプでは、ちょっと状況の悪い場面になると、気持ちが転がりに出るかのように良くなかったのが、このパターだと、スーッと転がりはじめるんです。当時は、少しカッコつけるわけではないですが、マレットパターは、パターがあまり得意じゃない人が使っているという雰囲気がありました。僕も固定観念でブレードタイプでずっとやっていたんですが、このときに、あの形状の意味がすぐにわかりました。

そこからいろいろなタイプのパターを使いはじめるきっかけになって、道具が僕を助けてくれるスタートになりましたね。あのままブレードタイプでやっていたら、その後、2003年の日本オープンに勝ったりなど、いまに至る道は辿れなかったと思います。2005年は、国内賞金ランキング3位でキャリアハイのシーズンになりましたが、この年もこのホワイト・ホット #5 センターシャフトがよく入ったんですよ。

「カナダで買った7番ウッド。市販のSシャフトで、275カナダドル(笑)」

もう1つの衝撃は、これも2000年くらいのことでした。カナダのあるゴルフ場のショップで、初代スティールヘッドの7番ウッドを買ったんです。275カナダドル(笑)。市販のSシャフトが入った新品です。

*写真は同モデルの5番ウッド

やっぱり、北米のゴルフ場はレイアウトやセッティングが難しいというなかで、上げたり、曲げたりと、いろいろ弾道をコントロールできるものはないかなと思っていたんですね。このころは先ほどのパターの話と同様、ドライビングアイアンとか2番アイアンを使うのが普通で、5番ウッドさえバッグに入れるのもカッコ悪いなんて言われていた時代。でも、この7番ウッドを使ってみたら、もう、なんでもできるんですよ! 

ロフトが立った1番とか2番アイアンとは違ってロフトがあって、しかも同じような距離を打てる。林のなかから低く打つこともできれば、ラフから打ち出すこともできる。止める、曲げるなど、いろいろなことができて、「うわーっ」って思いましたね。その後、ツアーでももちろん使ったのですが、メディアの人には、「これはフェアウェイウッドのサンドウェッジです」と言っていました(笑)。本当に、心の底からそう思っていましたね。この頃あたりからでしょうか、キャロウェイゴルフに興味が湧いたのは。試合のときも、キャロウェイのツアーバンを意識することが多くなりました。

あともう1つ、お話しするとすれば、僕が使っていたということではないのですが、ERC Ⅱドライバーも半端なかったですね。

大学の後輩の久保谷健一がキャロウェイ契約だったときに、急にあのドライバーで飛びはじめたんですよ。“何これ!”って、本当に驚きました。あの飛距離の変わり方は、昨年のGBB EPIC シリーズの衝撃と同じような感じだった気がします。こういう驚きを、キャロウェイはちょいちょい出してくるんですよね(笑)。

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「トライホットも好きでしたが、ナンバー1はEPICです」 上田桃子