ツアー担当が語る! WHAT’S IN THE BAG 2017 重永亜斗夢

今回は、重永亜斗夢プロの2017年クラブセッティングをご紹介します。写真を見ていただければわかるとおり、重永プロの14本は、ドライバー以外は昨年のものと同じになっています。もちろん、重永プロも新しいモデルの良さは実感しているようですが、そこはやはり、ゴルフを職業とするプロゴルファーです。いくら性能の高いクラブがほかに出てきても、使い慣れた道具からは、なかなか簡単には離れられないようです。

GBB EPIC ドライバー 10.5°(日本未発売。テスト中)
BIG BERTHA アルファ 816 フェアウェイウッド 14°
BIG BERTHA アルファ 815 フェアウェイウッド 18°
BIG BERTHA アルファ 815 ユーティリティ 23°
X FORGED アイアン(I#4-PW)
MACK DADDY 2 ウェッジ 52°、58°
ODYSSEY ブラック・シリーズ インサート パター #1
クロムソフト X ボール

※写真は4/10時点でのスペックであり、変更する場合がございます。

写真を見比べてみていただければわかるとおり、重永プロのセッティングは、昨年のものから、ほぼ変更がありません。ドライバーは、BIG BERTHA アルファ 815 ドライバーから、GBB EPIC ドライバーに変わっていますが、これもテスト中のもので、実戦ではいまもBIG BERTHA アルファ 815 ドライバーを使っています。

ただ重永プロも、写真のテスト中のドライバーのほうが飛ぶという感覚は持っています。数字でも、トラックマンで計測したデータは良く、こちらのほうが飛んでいるのは間違いありません。これはグローバルモデルのGBB EPIC ドライバーですが、シリーズの他のモデルもいろいろ試しました。じつは、数字的にいちばん良かったのは、GBB EPIC STAR ドライバーでした。でも、コースに出ると、少しつかまり過ぎるという部分がありました。また、ロフト9.5°では、ちょっと自分で上げにいこうとするところが出る一方、10.5°では、少しボールが上がり過ぎてしまうという問題がありました。その中間のちょうどいいものがなかったんです。それが、グローバルモデルのGBB EPIC ドライバーの場合、10.5°のモデルに、アジャスタブルホーゼルが加わることにより、いい方向に向かったわけです。

ドライバーだけでなく、もちろんほかにも新製品が出てきたときには、プロの好みに合わせて調整して渡していますし、良かったとも言ってくれます。でも、やはりプロは誰しも、まず安心感を考えます。クラブを変えたことで成績が出なくなることの心配が、先に来てしまうのです。スイッチするかどうかの判断は、やはりプロ自身にしかできないですから、こちらからは、「お任せします」としか言えません。昨年の重永プロのセッティングのお話のときにも言いましたが、たとえば優勝をして余裕が出てくれば、セッティングをいろいろ変えるのかもしれませんね。重永プロに関しては、勝つまで待とうというのが、私たちのスタンスです。

ただ、今年はスポットで何度か、別のクラブも試合で使用しています。4月の中日クラウンズのときには、GBB EPIC シリーズのスプーンを使いました。ティーショットでスプーンを多用するコースということで、より飛ぶモデルを求めていたようです。普段使用しているシャフトよりも、少ししなるシャフトを入れ、より強くドローが出るようにして使っていました。実際、数字も良かったですね。

またパターも今年、写真のエースパターではなく、3年くらい前に渡したVERSAの2-BALLを使ったことがありました。重永プロは今季に入ってパターの調子が悪くて、あまりにもフィーリングが出ていませんでした。そこで、ストロークをよりゆっくりにして、パターの重みを感じるためにも、2-BALLを使ったわけです。グリップを変えたくらいで、ほとんどノーマルなものでした。でも、やっぱり写真のブラック・シリーズのパターは長年使っているものなので、重永プロは、「このパターで優勝したい」と、よく言っていますね。

重永亜斗夢
出身地:熊本県
生年月日:1988年9月14日
出身校:日本大学

<プロのクラブを見てみよう!  What’s in the bag 2017>
「コンディションに合わせて、使うクラブを変えている」 深堀圭一郎
「今年は少し雰囲気が違うセッティング」藤田光里
「今年はクラブ選びの方向性がずいぶんと変わった!」 柏原明日架
「注目なのは、なんといってもアイアンの変更!」 上田桃子
「気に入ったモデルが見つかったら、それを長く愛用するタイプ」 テレサ・ルー
「このセッティングは、完璧!」 佐伯三貴